4KとRetinaのはなし / Goooodmenの知らない世界

  • 2022年5月27日
  • 2022年10月26日
  • カメラ

やぁみんな、GoooodMenのSukeさんだ。

みなさんは『画質』とは何で決まるか知っているだろうか。

私の大好きなドリキンは昔、動画の画質は、『解像度』、『色域』、『HDR』で決まると言っていた。

異論は、ある。

今日はそんな世界の、解像度のはなし。

4K 撮る方

4K、つまり4000。

なけなしの野口英世4枚4000円をスロットに注ぎ込んでいたGoooodMenには、4Kという表現は一発逆転の希望と、自動ドアを出る時の絶望の何もかもが楽しかったあの時代を思い出させる。

動画界の4Kは、英世4枚に比べたら実に頼もしい。

押す番長2でマダラ出てくるぐらいにあちぃわけだ。

iPhoneなんかで動画撮る時の4Kとは、横約4000画素、縦約2000画素のサイズで映像を残すということ。

つまり横約4000画素という定義から4Kと呼ばれている。

今までよく見てきたFullHDは、横1920画素、縦1080画素だ。1080pという表記を見たことあると思う。これだ。ちなみに横約2000なので、2Kとも呼ばれる。

この2つ、どれくらい違うか分かるだろうか。

それぞれ一つの画面を

4Kは約4000×2000=800万画素

2Kは約2000×1000=200万画素

で撮影することになり、つまり4Kは2Kの4倍の画素数となる。

引用:価格ドットコムマガジン

8Kになると4Kのさらに4倍、3200万画素となるから驚きだ。

4Kの表示とRetina

では次はiPhoneで撮った4Kを見る時の話だ。

4Kは約4000×2000=800万画素のデータ。

つまりモニタで表示するためには、そのモニタが800万画素以上ないといけない。

ここでiPhone13proのディスプレイ仕様だ。

引用: Apple公式HP

何が言いたいかって?

なんと解像度が高いiPhone13promaxでもディスプレイには約356万画素しかないんだ。

そもそもこんな6.7インチの小さな画面に356万画素も詰め込めていること自体すごいのだだ。

800万画素も詰め込めたらもう僕達には購入できない値段になる。

まぁつまりはスマホのような画面サイズでは4Kの恩恵を十分に発揮することはできない。

これが4Kは大画面じゃないと意味がないと言われる所以だ。

まぁ2K(200万画素)表示と比べたら差分の156万画素分は綺麗になっているだろう。

ではなぜiPhoneの画面は綺麗なのだろう。

それは解像度の次に書かれている数値、458ppi。これに秘密がある。

458ppi、すなわち458pixel/inch

1インチに458ピクセル並んでるぜっていう意味だ。

1インチあたりに画素、つまりはピクセルがいっぱい並ぶと、人の目には1ピクセルが認識できなくなってくる。

ゲームボーイではドットが見えただろう?

あれだ。あれが見えなくなってくる。

1インチあたりの画素が細かくなると人間の目で識別できる限界を超えてくる。

iPhone4ではその限界を超えた。

そこからより高密度のディスプレイに、AppleはRetina(網膜)と名付けた。

PCディスプレイの仕様を見る時に、大きいディスプレイなのに解像度がFullHDだとこの数値(ppi )が小さくなるのでドットが見えてしまう。

同じディスプレイでもFullHDが4Kなどより高解像度になるとppiが大きくなり、時には人間の眼を超えRetinaディスプレイと呼ばれる。

だいたいこういう理屈だ。

まぁ画質を決めるのは解像度だけじゃない。

フリーザの変身があと2回も残っているようなものだ。

みんなの手元の機器には技術の粋が詰まっている。

大事に使え。

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