エスプレッソのように濃縮された早い人生もあれば、ウォータードリップのように一滴一滴時間をかけながら抽出されていく人生だってある。
作者不明
今日は憧れのバリスタの一人、『粕谷哲』さんとその代名詞『4:6メソッド』について話します。
粕谷哲
PROFILE
前職はITコンサルタント。
2013年バリスタとしての道を進み始め、
2016年6月World Brewers Cup 2016にて日本人初の決勝進出。そして、代名詞ともなる“4:6メソッド”を用いてアジア人初の世界制覇を達成。
現在は千葉県船橋市で自身の立ち上げた自家焙煎スペシャルティコーヒー店、株式会社Philocoffea(フィロコフィア)を経営する。
Harioのofficial partner
Familymartのコーヒーの監修もされています。
ファミリーマートのニュースリリースを掲載しています。…
4:6 メソッド
4:6メソッドはコーヒーの淹れ方。
最低限必要なものは以下
- ドリッパー(ハリオV60)※必須!これで落ちるスピードとかに最適化されている
- コーヒーフィルター(ハリオV60のやつ)※必須!
- コーヒー豆(挽いたものコツは粗挽き)
- スケーラー(1kgぐらい図れたらなんでもOK。2kg測れるともっと楽)
- コーヒー受けるやつ(なんでもOK。手持ちのサーバーでスケーラーに乗るやつ)
- お湯注ぐケトル(先が細ければなんでもOK)
- 時間測るやつ(iPhoneでOK)
手順(本当に数字が大切なので一回守って作ってみて)
1、コーヒー豆(挽いたもの)20gに対し3倍のお湯(60g)を5回(計300g)に分けて注ぐ
これをだいたい3分(2分以上4分未満)ぐらいでやる。
以上!
面白いのは5回注ぐお湯に、それぞれ役割があるということ。
まず計300gのお湯を4:6に分けて考える。
4の部分、つまり初めの2投(今回は120グラムのお湯)でコーヒー全体の味わいを決める。
1投目60g、2投目60gで注いだ時の味わいを基準に、1投目を50g、2投目を70グラムとすることでよりマイルドになり、1投目を70g、2投目を50gとすることでより酸味の味わいが豊かになる。
残りの6の部分、つまり後ろの3投(今回は180グラムのお湯)でコーヒー全体の濃さを決める。
3投で淹れたものを基準に、トータル180gを2回に分けて入れたり1回で全て入れることで、より薄めのアメリカンなコーヒーに仕上がる。
最後に
このメソッドは素人でもお湯の量と時間、これだけを守れば美味しいコーヒーご淹れられる画期的なものであり、世界大会での発表以降、世界中のバリスタが用いている。
ドリッパーとスケーラーさえあれば出来る簡単な方法なので、みんな試してみてね。
▼4:6メソッドはこれがないと始まらない!
Youtubeチャンネルもあるのでぜひみんな見てみてね!